KJRTK’s diary

KJRTKです。人生イージー。

ラップ

皆さん、こんばんは。Rです。

 

最近ラップをよく聴いています。

と言ってもそんなに詳しいわけではなく

たまたまYouTubeでおすすめにあがってきた

本当に全く知らない動画を見たことが

きっかけでした。

 

動画の内容としては

一対一のバトル方式、ターン制で

それぞれが指定の小節の中で

相手のことをラップでディスりながら

そのラップの巧拙をオーディエンスと

陪審員の判断により競い合うというものです

 

ラップについては

早口で韻を踏むもの 程度のイメージしか

私にはなかったのですが

とても奥が深いものであることが

ほんの少しですが分かってきました。

 

まずフリースタイル(即興)でもネタ(事前に作詞された言い回し)でも、しっかりと

相手のラップの内容を踏まえた上で

アンサー(返事)をしなければいけません。

ただただライム(韻)に

こだわってばかりでは

相手の内容に答えきれず、一つの言葉が

浮いてしまう印象を受けてしまいます。

 

コミュニケーションの中で

いかに韻を踏みつつ、相手に刺さり

そして聴いている人の心に

ぐさりと刺さるもの(パンチライン)を

生み出せるのかというのが肝心なようです。

ここでは繊細なバランス感覚が要されます。

 

また、このラップバトルというのは

和歌に似ているなと個人的に感じます。

 

平安時代の人たちには

和歌の教養がその人のアイデンティティ

一部と言っても過言ではないくらい

その技術、センスが求められていました。

 

和歌というものは贈られたら

返歌をするのがマナーであり当時の常識

 

掛言葉、枕詞、序詞、縁語、本歌取りなど

様々なテクニックを巧みに用いながら

それでいて和歌そのものが伝える内容も

読む人の心に

強く訴えかけるものでないといけません

 

そしてこの和歌は

いつどこで誰に詠む、詠まれるのか

予想がつかないことも往々にしてあり

ましてや相手の和歌は予測不可能です。

 

当意即妙の発想がなければ

当時の世界では評価されなかったわけですから

昔の人は

たいそう和歌について勉強したそうです

 

ラップも和歌も

沢山の技術でもってして相手に何かを伝える

という根本の部分は一緒のような気がします。

 

そして詠む人、歌う人の

キャラクターの数だけそのアウトプットの

レンジは広くなり、バトルの様相も複雑化し

見る人にその巧拙の判断の難しさを感じさせます。

 

最近の通勤時は

そんなことを考えながら

ボーッとラップを見ていました。

 

だらだらと話しましたが

もし興味があれば皆さんも見てみてくださいね

 

明日からはまた仕事です。

頑張っていきたいと思います。

 

以上