KJRTK’s diary

KJRTKです。人生イージー。

変化 R

気付くと様々なことが変わっています。友人の人生観、及びライフスタイルや趣味、愛犬の老化に伴う衰え、新調したスーツの劣化、部屋の扉の軋みに隣人の雰囲気。直接的、間接的の如何を問わず、受容したいと思う思わないに限らず、情報としてそれらを認識することになり、そこから受ける刺激は自分に浸透して、反応として表れます。

 

先日、クラゲが水中をふわふわと漂う映像を見ました。一生のうちに一瞬たりとも、全く同じ場所に全く同じものがある瞬間などなくて、常に変化しているように感じました。その流線形の身体の伸縮運動のうちにある、あまりにも丁寧に紡がれた刹那的な断絶が、逆説的に美しい連続性を体現することに、息を飲む思いでした。

 

身近にありすぎるものの変化に疎いのは、その変化間に生じる断絶のあまりの一瞬さに気付かず、あたかも全てが繋がっていると錯覚してしまうことにあり、遠くにあるものの変化に敏感なのはその逆。

 

変化が表れているもののうちの一つに自分も含まれていることにも気付きます。自分という存在は、言わずもがな最も身近な存在であり、常に自身の監視下にあるものです。その自分の変化に気付かされるきっかけは、常に周囲の変化との比較。自分が様々な物事から遠くなったことで、断絶は浮き彫りになり、周囲の変化を敏感に受容し、その反応として自身を内省する。するとほら、また何かが変わってる。