KJRTK’s diary

KJRTKです。人生イージー。

明日はなんの日?

皆さま今週もお疲れさまでした。

日が暮れるのも少しずつ早くなり

夏の勢いもいよいよ衰えを見せ始めるかなと

しみじみと思います。

 

この時期に聞く久石譲のsummerは

郷愁を感じさせてくれますので

皆さま是非聴いてみてください。

 

ところで明日8月24日は何の日かな?と

何のわけもなくふと調べてみましたところ

8月24日はなんと「愛酒の日」のようです。

 

お酒が好きな私にとってこれはチャンス。

 

「愛酒の日」

酒をこよなく愛した歌人若山牧水の1885年の誕生日。「白玉の歯にしみとほる秋の夜の 酒はしづかに飲むべかりけり」と詠んだ。

 

とのことです。

なんとも素敵です。

 

「白玉の」は恐らく「歯」にかかる枕詞で

全体の意訳としては

真っ白の歯に滲み入るほどの秋の夜の酒は

独りで静かに呑むのがいいなぁと言った具合。

 

美しい歌です。

 

「し」という言葉の連続が

なんだか読む人の心に

清らかな音のリズムやテンポを感じさせます。

サ行の持つ独特の清廉さが

歌全体に流れを生み出します。

 

私は家で一人で飲むくらいには

お酒が好きなのですが、

秋の夜長に月でも見ながら

くいっと日本酒をやりたくなります。

 

旧暦の8月は暦の上ではもう秋の位置付け。

まだまだ暑さが残る現代からすると

8月が秋というのは皆目理解できませんが

当時の牧水は、酒気を帯びつつ

秋を偲んだのでしょう。

 

また彼は大変な酒豪だったらしく、

44歳という若さで肝硬変を患い

この世を去ったそうです。

 

お酒というものは理解できない人にとっては

とことんまで理解できない代物です。

例えばKはお酒がてんでダメで、

ひとたび飲めば体調が悪くなってしまう

いわゆるアレルギー体質のようなものを

持っているのだと思います。

 

そんなKや他の友人からは

身体に悪いよと言われることが

それこそ多々あります。

 

牧水のこのエピソードを見て

どうしてもひと事には思えませんでしたが、

何かと我慢して長く生きるよりも

好きなことを好きなだけして短く生きる

そんな人生も悪くないよなとも思います。

 

皆さんはいかがでしょうか。

 

一番いいのは自分の大好きなものが

そのまま直接身体にも良いこと

例えば筋トレやヨガなのでしょうが

なかなかそうもいかないでしょう。

 

牧水の話は、ただ秋の酒がうまいな

というものではなく

好きなものと人生の天秤の関係についての

重要な示唆を与えてくれています。

 

30歳の節目が近付きつつあるこの時期に

何かこの示唆から教訓を得るのも

また一つの面白みですね。

 

ほろ酔い気分で

ついつい長くなってしまいました。

いつもこんな駄文をご覧いただき

本当にありがとうございます。

 

 

どうぞ皆さまお元気で。

 

 

以上